グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金
ものづくり要素を有するスタートアップ企業の製品開発や量産化設計・試作の実証等を支援してくれる補助金です。複数の国内製造支援事業者との連携により「量産化の壁」を超えることを目指しています。

ものづくりスタートアップ企業の多くは、量産に向けた設計・試作のステージで頓挫しています。量産化試作以降は生産技術や生産設備を持つ製造事業者との連携が必要となりますが、製造事業者の探し方が分からなかったり、交渉が上手く行かなかったりしがちであるからです。
この補助金は、ものづくりスタートアップ企業が、それらを支援する事業者(製造支援事業者)と連携して行う、製品開発や量産化設計・試作の実証等を支援してくれます。
複数(①②は3社以上、③①は2社以上)の製造支援事業者との連携が前提となっていますが、経済産業省のスタートアップファクトリー構築事業によって採択された約50の「スタートアップファクトリー」が公表されていますので、その中から選択することができます(スタートアップ支援の実績・能力がある製造支援事業者であれば、必ずしもスタートアップファクトリーである必要はありません)。
補助金の申請に先立ち、製造支援事業者とコンタクトを取り事前相談を受け、そのアドバイスを踏まえて、製品開発計画を策定しなくてはなりません。
申請にあたっては、策定した製品開発計画および製造支援事業者との打合せ議事録をセットで提出します。事業実施期間中および事業実施期間後も、製造支援事業者と協議をしながら事業を進めることが必要です。
製造支援事業者との連携により製品開発を進める事業であるため、申請者が自身で設備等を購入し、製造を行う費用は原則対象外となります。