ものづくり中小企業と製販企業等が連携して、 新たに医療機器等製品の開発から販売を行うプロジェクトに対して、 経費の助成とともに、 ハンズオン支援をしてくれる補助金です。
都内ものづくり中小企業と医療機器製販企業等が連携して行う、医療機器製品の開発または上市を目的として取り組む事業を支援してもらえます。
医療機関で使用される 「医療機器」の他、非医療機器 (リハビリ機器等)も対象です。
以下の条件をすべて満たす連携体を構築していることが要件です。
・申請者を含む2社以上で構成される。
・開発の主たる部分を担う都内ものづくり中小企業が含まれている。
・開発した製品につき、 販路開拓を行う製販企業等が含まれている。
・構成企業の2分の1以上が、 東京都内に事業所を有している。
この補助金の前の段階 (本格開発前) を支援する補助金として、 「医療機器等開発着手支援助成事業」がありますが、それに採択されていることは、この補助金に申請する条件ではありません。
申請者はものづくり中小企業と医療機器製販企業等のどちらでも可能です。 申請時に、 達成目標として 「製品の完成」 か 「試作品の完成」 を選択する必要がありますが、 申請者がものづくり企業の場合は、 「試作品の完成」のみになります。
なお、この補助金に申請するには事前ヒアリングを受けることが必須条件です。また、申請予定件数が一定数を超えると受付終了となりますのでご注意ください。
【採択事例】
・難回収性血栓除去用カテーテルの新規開発
<株式会社カテラ>
・非侵襲な呼気検査用小型ガス分析装置の開発
<株式会社C&Vテクニクス>
補助金額の上限
5,000万円
(「医療機器等開発着手支援助成事業」 で助成金を既に受領している場合は、5,000万円から同金額を除いた額)
補助率の上限
2/3
補助事業期間(最長)
5年
中小企業向き
東京都内のものづくり中小企業と医療機器製販企業等を対象とした補助金です。
採択数
14件
※5,6,7回の合計
※医療機器等事業化支援助成事業との合計 (2018年)
採択率
73.7%
※5,6,7回の合計
※医療機器等事業化支援助成事業との合計 (2018年)
申請タイプ
【補助金】
連携
条件を満たす連携体を構築していることが必須です。
法認定等
法認定は不要です。
審査方式
一次審査(書類審査) および現地調査が行われ、 一次審査を通過した申請者に対して、二次審査(面接審査) が行われます。
対象となる経費
開発費(原材料・副資材費、機械装置 工具器具費、委託・外注費、産業財産権出願・導入費、技術指導受入れ費、PMDA等相談料及び審査手数料)、人件費 (直接人件費)、 販路開拓費 (展示会等参加費、広告費)
公募期間
年3回 (3月頃、 7月頃、 11月頃) (2019年)
問い合わせ先
公益財団法人東京都中小企業振興公社 取引振興課TEL: 03-3251-7883
E-mail: iryou-josei@tokyo-kosha.or.jp